気象庁が出している警報の種類 について!避難に役立つ情報

2017.12.20

気象に関して信頼できる情報を入手しようと思った場合には、誰もがNHKなどのテレビを見ると思います。例えばNHKでは台風が近づいてくると、アナウンサーの人が台風の進路やその強さなどについて解説してくれます。
そんないざという時に役立つ天気や自然災害の情報ですが、それらの情報は気象庁によって収集されています。なんとなく気象庁は天気のことをやっているんだろうなという認識を持っている人が多いかと思いますが、気象庁では災害から国民を守るための情報が発信されています。
今回はそんな気象庁から出される災害に関する警報の種類についてどんなものがあるのか、災害が発生する可能性が高まるにつれてどう変わっていくのか、などについて書いていこうと思います。

警報の種類①:警報級の可能性

気象庁では多くの警報が出されていますが、どんな警報があるのか、その内容について、警報レベルの低いものから見ていこうと思います。
災害が発生する可能性が出てきた際に最初に出される警報が「警報級の可能性」に関する情報です。これは厳密には警報ではなくて、警報が出されるかもしれないということを5日前から事前に発表するものです。

(警報級の可能性:気象庁HPより引用)
上記の写真のように、警報が今後出てくる可能性について「高」「中」など大雑把に発表しています。災害が発生するかどうか5日前から完全に把握することなどできるわけもないので、あくまで何かあるかも知れないなという心構えを持たせるために発表されています。

参照記事
注意報と警報と特別警報の違い!気象庁から発表される防災気象情報

警報の種類②:注意報

警報で次に出されるのが「注意報」です。注意報は災害が発生する可能性があるときに注意を飛びかけるために発表されます。大雨注意報や洪水注意報、強風注意報など何度も耳にしたことがあるかと思います。
気象庁のHPによると注意報は全部で16種類あるそうです。また、この注意報は視覚的に分かりやすくするために「危険度を色分けした時系列」で下記の図のように発表されます。

(危険度を色分けした時系列:気象庁HPより引用)
後述する「警報」と「特別警報」についても同じように色分けして危険度を表しています。

警報の種類③:警報

気象庁から出される警報の3つ目が、そのままですが「警報」です。警報とは注意報よりも危険性がさらに高まった際に発令され、重大な災害が発生する可能性があると気を張る必要があります。
警報は7種類あり、具体的には大雨警報・洪水警報・大雪警報・暴風警報・暴風雪警報・波浪警報・高潮警報があげられます。先ほどの「危険度を色分けした時系列」では赤色になります。

警報の種類④:特別警報

気象庁から出される警報の4つ目が「特別警報」です。特別警報が出たらかなりやばい状態なんだなと認識すれば良いです。特別警報が出ている時にはもうすでに災害が発生していることも多いです。
なので、特別警報が発表される前の段階に行動をする必要があります。警報の発表基準をはるかに上回る豪雨等が予想されて、重大な災害の恐れが著しく高まっている際に発表されます。
特別警報は6種類あり、具体的には大雨特別警報・大雪特別警報・暴風特別警報・暴風雪特別警報・波浪特別警報・高潮特別警報がこれに当たります。特別警報が出たらただ事じゃないんだなという認識を持つべきです。特別警報になると気象庁本庁 が記者会見をしてそれが全国に放送されます。

警報の種類⑤:土砂災害警戒情報

これから書いていく警報の種類は今まで書いてきた「警報級の可能性」「注意報」「警報」「特別警報」の4つとは少し毛色が違います。
まず「土砂災害警戒情報」ですが、これは大雨警報が発表されている状況で、土石流や集中的に発生する急傾斜地崩壊の危険度が非常に高まった時に、対象となる市町村を特定して発表されます。
人命に関わる土砂災害が発生する可能性がかなり高く、避難勧告が出るくらい危険性が高い時に発表されます。

警報の種類⑥:記録的短時間大雨情報

気象庁から出される警報の種類の6つ目が「記録的短時間大雨情報」です。これは大雨警報が発表されている中でも更に短時間で大雨が降る可能性が出てきた際に発表されます。
一時的にかなりの雨が降るので記録的短時間大雨情報が出たら無理に避難所まで行かずに近隣の安全な建物や建物の中でも土砂災害等の及ぶ確率が低い場所に避難するという選択肢も考えられます。(ケースバイケースで異なりますので一概には言えません)

警報の種類⑦:指定河川洪水予報

気象庁から出される警報の種類の7つ目が「指定河川洪水予報」です。日本に数多くある河川の中でも洪水になったら被害が甚大な河川は指定を受けています。指定河川洪水予報はそれが洪水になりそうになったら発表されます。
指定河川洪水予報はその危険度のレベルによって「氾濫注意情報」→「氾濫警戒情報」→「氾濫危険情報」→「氾濫発生情報」と分類されています。

参照記事
氾濫危険水位、避難判断水位、氾濫注意水位、水防団待機水位とは?

警報の種類⑧:竜巻注意情報

気象庁から出される警報の種類の8つ目が「竜巻注意情報」です。竜巻は他の災害に比べて発生を事前に予測するのが難しいと言われています。竜巻注意情報は既に竜巻が発生している又は竜巻がすぐにでも発生しそうな時に発表されます。

警報の種類⑨:気象情報

気象庁から出される警報の種類の9つ目が「気象情報」です。これも他の警報とは1つだけ毛色が違います。気象情報は注意報や警報に関する補足情報を伝えるために発表されます。
以上、気象庁から出される警報の種類とその内容について見てきました。いろんな警報が出されるので、何がやばくて、何がそこまでやばくないのか見分けるのが難しいですが、すべての警報にはそれぞれ重要な意味があります。
そのために、気象庁から出される警報についてはそれぞれの意味をしっかりと理解して、その後の避難へとつなげる必要があるのです。

参考サイト▪︎気象庁「知識・解説」