気象庁のナウキャスト情報!降水・竜巻・雷ナウキャストについて

2018.04.13

気象庁からは災害を少しでも防ぐためにあらゆる気象情報が提供されていますが、その中の一つに「ナウキャスト」があります。災害は防ぐことができませんが、事前にその災害を予測し、対策を行うことによって被害を小さくすることはできます。
そのために気象庁では注意報・警報をはじめとした様々な情報を提供しています。今回はその中でもナウキャストに着目し、そもそも気象庁が提供しているナウキャスト情報とは何か、降水ナウキャストとは何か、竜巻ナウキャストとは何か、雷ナウキャストとは何か、などについて書いていこうと思います。

気象庁のナウキャストとは何か

気象庁が提供しているナウキャスト情報とはひとことで言うと、1時間先までの予測を発表している気象予報システムのことです。ナウキャストという言葉はそもそもnow(今、リアルタイムの)+forecast(予報)を組み合わせた造語です。
日本地図を一定の大きさで格子状に区切って、5分毎又は10分毎に予測情報を発信しています。短時間で情報が更新され、予測エリアも狭まっているので、避難行動を判断する際や、防災対策をする上で重要な情報になっています。

参照記事
気象庁の気象観測データまとめ!防災に役立つデータ収集

降水ナウキャストとは何か

気象庁が提供しているナウキャスト情報の一つ目が降水ナウキャストです。降水ナウキャストとは降水量・分布を解析・予測するものであり、5分毎に60分先まで予測します。
気象庁の降水を予測するためのレーダー観測の3分以内に降水ナウキャストは配信され、強風域と地形性降水域の発達・衰弱を予測します。降水パターンを人の目で捉えるのに適しており、気象庁のHPから閲覧することができます。
国土交通省のXRAIN等を利用した高解像度降水ナウキャストもあり、降水ナウキャストと比べ、高解像度降水ナウキャストでは実況に近い強雨域を表現できることがあります。また高解像度降水ナウキャストでは30分先までを250mメッシュ、35分〜60分先までを1kmメッシュで予測することができます。

(降水ナウキャスト:気象庁HPより引用)

竜巻発生確度ナウキャストとは何か

気象庁が提供しているナウキャスト情報の二つ目が竜巻発生確度ナウキャストです。竜巻発生確度ナウキャストでは竜巻が発生する可能性を推定して地図上に表現しています。
竜巻発生確度ナウキャストは、竜巻の発生確度を10km格子単位で解析し、その10~60分先までの予測を行っており、10分毎に更新されています。竜巻発生確度ナウキャストについても気象庁のHPから閲覧することができます。

(竜巻発生確度ナウキャスト:気象庁HPより引用)

雷ナウキャストとは何か

気象庁が提供しているナウキャスト情報の三つ目が雷ナウキャストです。雷ナウキャストは、雷の激しさや雷の可能性を1km格子単位で解析して、10分~60分先までの予測を行うものであり、10分毎に更新しているものです。
ただし雷雲は急に発達することがあるので、雷ナウキャストで警戒されていないエリアであったとしても、天気が急変することがあるので注意をする必要があります。

(雷ナウキャスト:気象庁HPより引用)
以上、そもそも気象庁が提供しているナウキャスト情報とは何か、降水ナウキャストとは何か、竜巻ナウキャストとは何か、雷ナウキャストとは何か、などについて見てきました。
気象庁では災害による被害を少しでも減らすために、様々な役立つ気象情報を提供しているので、災害に対して事前に準備を行うためにも、その見方を理解しておくことが重要であると言えます。

参照記事
都市型水害とは?そのメカニズム及び特徴と対策について

参考サイト▪︎気象庁「高解像度降水ナウキャスト」