災害に備えて備蓄品を準備する上で心がける3つのこと

災害備蓄品とは何か そもそもも災害備蓄品とは何かをひとことで言うと、災害時に備えて水、食料、医療セット、アメニティなどを事前に用意しておくもののことです。 災害が発生すると一人一人の被災者に支援物資が届くまで時間がかかってしまうことがあります。そのためにいざ災害が発生しても最初の数日は自分たちでいざという時は生きられるように災害備蓄品を準備しておきます。 大きな災害が発生すると、ライフラインが被害を受けて、電気・ガス・水道・下水道などが使えなくなることがあります。 また、道路が瓦礫でふさがれるなどして交通網が麻痺し、必要なものが手に入らなくなることがあります。 ライフラインや交通網が被災してから復旧するまでにはどうしても日数がかかってしまうので、生活する上で必要な食料品や生活必需品を日頃から災害備蓄品という形で備えておくことが重要になります。

参照記事
災害食とは?災害時の食料で必要になる備蓄品を準備する

災害備蓄品を準備する上で心がける3つのこと

災害備蓄品の心がけ①:日常備蓄という考え方

災害備蓄品を準備する上で心がけるべき一つ目のことが、常備蓄という考え方です。 一般的に“備蓄”という言葉を聞くと、普段は生活で使用しないものを災害に備えて準備しておく必要があると考える人が多く、そのために管理が面倒で継続しないという問題がありました。 そこで最近では日常備蓄という考え方が普及しています。日常備蓄とは、あえて特別な備蓄の準備をするのではなくて、日頃から自宅で使用しているものを少し多めに備えておくことでそれを災害時に利用することです。 食料の場合には、日常備蓄は「ローリングストック法」などとも呼ばれることがあるのですが、日頃から少し多めに食料を買っておくことで、災害時に備えることができます。

災害備蓄品の心がけ②:備えるべき品目・量

災害備蓄品を準備する上で心がけるべき二つ目のことが、備えるべき品目・量です。災害時に備えてどれくらいの備蓄品があれば十分なのかはなかなか想像することができません。 そこで東京都防災が行なっている「都民の備蓄推進プロジェクト」では、備えるべき品目・量を下記の図のように提示しています。 (災害備蓄品:東京都HPより引用)

災害備蓄品の心がけ③:備蓄の日の設定

災害備蓄品を準備する上で心がけるべき三つ目のことが、備蓄の日の設定です。一体いつ備蓄品の賞味期限などを管理すれば良いのか、曖昧にしておくと管理できなくなるので年に1回は備蓄の日を設定することで管理漏れをなくします。 東京都では11月19日を備蓄の日として制定していますが、この日ではなくて例えば東日本大震災があった3月11日などでも、災害備蓄品を管理する日を決めておくのが良いです。 備蓄の日には、懐中電灯がつくのかチェックしたり、試しにカセットコンロで調理をしてみるなどやってみると良いでしょう。 以上、災害時に備えての備蓄品について、東京都防災が行なっている「都民の備蓄推進プロジェクト」を参考にしながら、そもそも災害備蓄品とは何か、災害備蓄品を準備する上で心がける3つのこと、などについて見てきました。 災害備蓄品は平常時に管理することは確かに面倒ではありますが、災害時にはこれほど頼りになるもはないので、日頃から準備をしておく必要があります。
参照記事
防災倉庫とは?コンテナに備蓄品を入れて災害に備える
もっと詳しく知る(参考サイト)
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