XRAINとは?レーダーによってリアルタイムに雨量情報を観測

参照記事
気象庁のナウキャスト情報!降水・竜巻・雷ナウキャストについて

XRAINとは何か

そもそもXRAINとは何かをひとことで言うと、今までに雨量情報を観測していたレーダーと比べて、とてもきめ細かく・短い時間間隔で雨を観測することができる雨量観測システムです。 マルチパラメータレーダ(MPレーダ)と呼ばれる高性能レーダーを用いることで、電波を使って雨の強さと雨の範囲を観測しています。 今までの雨量観測システムよりもより早く、より詳細に雨量の観測を行うことができるので、局所的な雨量をほぼリアルタイムに観測でき、集中豪雨やゲリラ豪雨による水害や土砂災害に対する河川管理や防災活動に利用されています。 XRAINによる雨量情報については国土交通省のHPにて公開されているので、一般の人でも雨量情報を確認することができます。 (XRAIN:国土交通省HPより引用) もともとは2000年から防災科学技術研究所にて研究が進められていたものであり、2008年に日本各地で集中豪雨によって甚大な被害が発生すると、従来の気象観測システムでは観測できなかった雨量情報をXRAINでは観測できたことが確認されて有効性が認められました。 その後は国土交通省が主体になって日本全国にXRAINの設置が行われ、その後も順次レーダーの増設によってデータ提供範囲を拡大していき現在に至っています。 以上、簡単ではありますがXRAINについて、そもそもXRAINとは何かについてみてきました。防災を行う上で気象情報を正確に把握することは必要不可欠であり、その中でXRAINは大きな役割を果たしています。
参照記事
記録的短時間大雨情報とは?気象庁が発表する防災気象情報
もっと詳しく知る(参考サイト)
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