火山灰とは?火山灰の災害対応を行う上で注意するべきこと

2018.06.20

日本には111の活火山があり、過去にも火山活動によって多くの災害被害を受けてきました。災害の要因となる主な火山現象には、大きな噴石、火砕流、融雪型火山泥流、溶岩流、小さな噴石・火山灰、火山ガスなどがあります。その中でも「火山灰」は風に流されて広範囲に被害をもたらすことがあるために注意が必要になります。
今回はそんな火山灰について、内閣府が公表している「火山灰から身を守るための対策」を参考にしながら、そもそも火山灰とは何か、火山灰の災害から身を守るために注意すべきこと、火山灰を除去する際に注意すべきこと、などについて書いていこうと思います。

火山灰とは何か

そもそも火山灰とは何かをひとことで言うと、火山の噴火によって発生した岩片や粒子のうち直径 2mm未満の灰のようなもののことです。
火山の近くでは厚く堆積して埋没の被害が生じる場合がありますし、噴火の規模によっては風に乗って遠方に運ばれ堆積することもあります。そのために被害が広範囲となることがあります。
火山活動が長期化すると周辺住民の生活に大きな影響を与える原因にもなるので、注意が必要になります。

参照記事
注意報と警報と特別警報の違い!気象庁から発表される防災気象情報

火山灰の災害から身を守るために注意すべきこと

防塵マスクを着用して火山灰を吸い込まない

火山灰は2mm未満ととても小さいので、防塵マスクを着用しないと空気と一緒に灰の奥まで入り込んでしまうことがあります。そのために咳が増えたり息苦しくなったりすることがありますし、持病を持っている人はそれが悪化することもあります。
そのために防塵マスクを着用して火山灰を吸い込まないようにする必要があります。

火山灰が目に入ったら洗い流す

火山灰が仮に目の中に入ってしまった場合には、手でこすって取ろうとせずに、綺麗な水で洗い流す必要があります。火山灰が目に入るとゴロゴロして、かゆみ、痛み、充血などの症状が出ることがあります。
火山灰が目に入って傷ができると結膜炎になる可能性があるので、コンタクトの人はメガネを使うなどの対策をする必要があります。

参照記事
複合災害とは?その災害事例と防災対策について

火山灰から皮膚を守る

火山灰に皮膚が触れると、そこから皮膚が炎症を起こす可能性があります。痛くなったり、はれたりすることがあるので火山灰から皮膚を守るために、火山灰に触れないように気をつける必要があります。

火山灰による交通事故に気をつける

火山灰が降ると見通しが悪くなるために、車を運転していると前が見えにくくなることがあります。また、道路に火山灰が積もると滑りやすくなって自動車のブレーキが効きにくくなるので、火山灰による交通事故に気をつける必要があります。

火山灰を除去する際に注意すべきこと

このように火山灰から身を守るために注意すべきことはいくつかありますが、安全に降灰の除去作業を行うにあたっても注意しなければなりません。
先ほども申し上げましたが、火山灰を除去する際にも、防塵マスクを着用して火山灰を吸い込まないようにし、目の中に火山灰が入らないようにメガネやゴーグルを着用します。
また、やむをえず屋根の火山灰を除去する際には、滑りやすいのではしごや屋根から落ちないように十分注意しましょう。
命綱やヘルメットの着用も行い、作業は一人では行わずに必ず2人以上で行うようにしましょう。
また、火山灰は雨どいや下水に詰まりやすいので、除去している段階でそこには流さないように注意をする必要があります。
以上、火山灰について、そもそも火山灰とは何か、火山灰の災害から身を守るために注意すべきこと、火山灰を除去する際に注意すべきこと、などについて見てきました。
火山灰は広範囲に渡って拡散し、粒が小さいために油断することが多いですが、その取り扱いには注意を払う必要があります。

参照記事
常時観測火山とは?気象庁が監視している火山

参考サイト▪︎内閣府「火山灰から身を守るための対策」