災害が環境問題に与える影響について!具体的な事例の紹介

2018.06.28

かなり前から地球全体で環境問題が議論されるようになっています。地球温暖化や水質汚染など、環境問題にもいくつもの種類がありますが、どれも中長期的な視点で見ると深刻な問題です。災害が発生すると環境問題に悪い影響を及ぼすことについても指摘がされており、時には周辺住民の健康に良くないこともあります。
今回はそんな災害が環境問題に与える影響について、災害と環境問題の関係、災害が環境問題に及ぼす具体的な事例、などについて書いていこうと思います。

災害と環境問題の関係

災害と環境問題には密接な関係があります。地震などの災害によって住居や施設などで火災が発生することがあります。本来ならば燃やしてはいけないものが火災で燃えてしまいます。
住居や一般的な施設ならまだマシですが、場合によっては科学工場などで火災が発生し、化学物質・ガス・オイルなどの有害物質が拡散してしまう可能性もあります。

災害に伴ってゴミ回収が停止している中で大量の災害廃棄物が発生し、大気・水質などへの汚染が進むかもしれません。
下水道が機能しなくなるとトイレなどの糞尿問題も深刻化していき、疫病・伝染病が流行してしまう可能性もあります。
地震などの災害はいつ発生するのか予測することが難しく、災害によってインフラが破壊されると生活基盤が崩れてしまい、環境が汚染されて健康や生命にまで大きな影響を与えることがあります。

参照記事
地球地図プロジェクトとは?世界レベルでの災害周辺地図作成


災害が環境問題に及ぼす具体的な事例

このように災害は時に環境問題を引き起こすことがあるのですが、特に問題になることが多い環境問題について具体的に見て行こうと思います。

災害と環境問題①:石油タンクの火災

災害が環境問題に与える影響を考える上で、地震などによる石油タンクの火災は深刻な問題の一つです。
石油タンクは一度火災が発生すると消化活動をするのが難しく、何日間も燃え続けることがあるという特徴があります。
過去にも平成15年に北海道の十勝沖地震では石油タンクが火災して数日間も燃え続けて環境に影響を及ぼしました。石油タンクは環境への影響もさることながら、エネルギー供給のサプライチェーンという観点からも重要な施設になっています。
また、石油タンクは人があまり感じることのないようなゆったりとした揺れである長周期地震動に対しても反応して、激しく揺れることがあり、思わぬ大災害が引き起こされることがあります。

参照記事
仙台市が防災環境都市として現在取り組んでいること


災害と環境問題②:災害廃棄物

災害が環境問題に与える影響を考える上で、災害廃棄物の問題も考えなければなりません。
地震や津波などの災害では、建物や構造物が壊れたり、火災によって使えなくなったりすることがあります。
災害廃棄物は一般家庭からだけではなく、工場や事業所からもかなりの量の災害廃棄物が発生してしまいます。

特に災害時には災害廃棄物の分別や管理がなおざりになる傾向があるので、有害物質の拡散や漏出などの二次災害が発生することもあります。
以上、災害が環境問題に与える影響について、災害と環境問題の関係、災害が環境問題に及ぼす具体的な事例、などについて見てきました。
災害と環境問題には密接な関係があり、大きな災害が発生すると必ずといってよいほど環境問題が発生します。そのために、防災体制を整えておく段階から環境問題への意識を高めておき、環境問題への対策をしておくことが重要になります。

参照記事
災害廃棄物処理とは?被災地で早期の復旧・復興を図る鍵

参考サイト▪︎環境庁「東日本大震災への対応」