ボランティア保険とは?その加入方法と種類などについて

2018.06.08

災害が発生した際には、被災地に日本全国からボランティアが駆けつけます。なんとか被災地の復興支援に貢献しようと好意が集まりますが、被災地では余震が続いていたり、建物が倒壊していたりと、ボランティアをする中で危険が伴う可能性もあります。
自分自身の危険だけではなく、例えば被災者の高齢者の手をとって誘導している際に、誤って高齢者を転倒させてしまい賠償問題になる可能性もあります。
そのような問題を解決するにあたって、ボランティア保険が有効です。ボランティア保険に加入することで、これらの問題を解決することができ、被災地の復興支援に集中することができます。
今回はそんなボランティア保険について、そもそもボランティア保険とは何か、ボランティア保険の対象、ボランティア保険の加入方法、などについて書いていこうと思います。

ボランティア保険とは何か

そもそもボランティア保険とは何かをひとことで言うと、ボランティア活動中に本人が怪我をしたり、ボランティア活動中に他人に対して損害を与えてしまい損害賠償問題が発生したりした際に、活用することができる保険のことです。
被災地にボランティアに行くと時に危険を伴うことがあります。ボランティア活動をする人は基本的には安全第一で、危険な作業が伴わない範囲内においてボランティアを行いますが、余震などの二次災害によって怪我をしてしまう可能性もあります。

また、最新の注意を払っていたとしても、災害によって建物が倒壊していたり、道路が十分に舗装されていなかったりで、誰か他の人に損害を与えてしまう可能性もあります。
その際にボランティア保険に加入しておけば、損害の状況に応じて金銭的な補償を受けることができます。

参照記事
災害ボランティアの仕組み!ボランティアセンターと社会福祉協議会

ボランティア保険の対象

ボランティア保険は、ボランティア活動であれば何でも対象になるというわけではなく、加入するためにいくつかの対象要件があります。
具体的には、社会福祉協議会に登録されているグループの会則に則り立案された活動であること、社会福祉協議会に届け出た活動であること、社会福祉協議会に委嘱された活動であること、などがあげられます。
一方で、学校管理下にある生徒のボランティア活動など自発的な意思によるボランティアではないもの、PTA、自治会、町内会、などボランティア活動以外の目的でつくられた団体・グループが行う組織運営や団体構成員の親睦のための活動、有償のボランティア活動などはボランティア保険の対象にはなりません。

これからボランティア保険に加入を検討しているという場合には、まずは自分たちの活動がこれに該当するのかを確認する必要があります。
なお、一般的にボランティア保険にはいくつかの種類があり、支払う保険料の金額によって、いざ事故にあった際に支払われる金額や、対象となる賠償の範囲などに違いがあります。
いずれにしてもボランティア保険の保険料は数百円程度のものであるので、もしボランティアに参加するのであれば、不要なトラブルを避けるためにも加入することが勧められています。

参照記事
災害現場へのLINE活用!SNSを防災に活かす新しい形

ボランティア保険の加入方法

ボランティア保険の加入方法としては、まず最寄りの社会福祉協議会に対してボランティア保険の加入書類を提出します。その後、払込用紙で保険料を振り込み、申込書類と郵便振替払込受付証明書などを提出すればボランティア保険の加入完了です。
仮にボランティア活動中に事故にあった場合には、引受先の保険会社に連絡をして、保険に関するご相談をすることができます。

以上、ボランティア保険について、そもそもボランティア保険とは何か、ボランティア保険の対象、ボランティア保険の加入方法、などについて見てきました。
ボランティア保険は被災地でボランティア活動を安心して行うために重要なものであり、不要なトラブルを避けるためにも、ぜひ加入をご検討されるのが良いかと思います。

参照記事
災害ボランティアをより効率的に運営するためにできること

参考サイト▪︎全社協「ボランティア保険」