総合防災訓練とは?総合防災訓練大綱に基づいて行われる災害対策

2018.02.28

日本の防災に関するルールの大原則として災害対策基本法があります。これは伊勢湾台風という過去の災害をきっかけにできたのですが、それ以来日本の災害に関する基本的な法律として、まさに日本の防災の基盤になっています。その中で、中央防災会議は防災基本計画を作成し、及びその実施を推進することになっております。この考えに基づいて国は「総合防災訓練大綱」というものを作成し、それに基づいて総合防災訓練が行われます。
今回はそんな総合防災訓練について、そもそも総合防災訓練とは何なのか、総合防災訓練はなぜ大切なのか等について書いていこうと思います。

総合防災訓練とは何か

そもそも総合防災訓練とはひとことで説明すると、各省庁や関係機関が連携して政府として行う防災訓練です。関東大震災が発生した9月1日は現在「防災の日」として知られており、8月30日から9月5日までは防災週間であり、このタイミングで総合防災訓練も実施されます。
この総合防災訓練はその元になる総合防災訓練大綱というものがあり、総合防災訓練大綱に基づいて防災訓練の実施状況や今後の予定について照会を行い、最終的には内閣府の中央防災会議で総合防災訓練の内容が決定されます。
このように総合防災訓練は言わば国を挙げての防災訓練であり、内閣総理大臣も参加して南海トラフ等の防災対策が行われます。

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なぜ総合防災訓練が重要なのか

総合防災訓練に限った話ではありませんが、防災訓練が大切な理由はいくつかあります。例えば総合防災訓練をしておくことで、いざ本番の災害が発生した際に被害状況をより予測しやすくなることがあります。
他にも総合防災訓練をしておくことで、災害が発生した際に自分の役割が何なのかを事前に理解することができたり、それによって迅速に災害対応をできたりすることがあります。そのためにも総合防災訓練が重要になってくるのです。
特に総理大臣を巻き込むような大規模な防災訓練はそうそうできるものではないので、総合防災訓練のような機会が必要になってくるのです。

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地方自治体等でも総合防災訓練のタイミングで防災訓練が行われる

総合防災訓練のタイミングで防災訓練を行うのは国だけではありません。全国の地方公共団体やインフラ系の会社をはじめとした指定公共機関でも総合防災訓練のタイミングで防災訓練が行われることがあります。
何かきっかけがないとなかなか防災訓練をわざわざすることもないという場合に、9月1日の防災の日と総合防災訓練のタイミングはちょうど良いきっかけになるのかもしれません。
以上、総合防災訓練について総合防災訓練大綱に触れながら見てきました。防災訓練を通して防災体制がしっかりとされていて、それが実際に行動に移せる段階まできているのか、できていないならば何が問題なのか見直す良いきっかけになるかもしれません。

参考サイト▪︎内閣府「総合防災訓練に係る資料等」