人為災害と特殊災害とは?その種類と自然災害との違い


2018.05.17

災害とひとことに言ってもいろんな種類があります。地震や洪水、火山活動や土砂災害などは災害の中でも「自然災害」という種類に属されます。しかし世の中には自然災害以外にもいくつもの災害が存在しています。
自然災害以外の災害としてまず「人為災害」が挙げられます。飛行機事故や大気汚染、建物の設計がずさんなことから発生する災害がこの人為災害に属されます。
この他にも「特殊災害」と呼ばれるものもあります。これは放射性物質の漏洩、生物剤によるテロ、化学剤の工場の事故などが属されます。自然災害だけでなく人為災害や特殊災害についても社会の脅威であり、時に大きな被害をもたらします。
今回はそんな人為災害と特殊災害について、そもそも人為災害とは何か、そもそも特殊災害とは何か、などについて書いて行こうと思います。

人為災害とは何か

まずは人為災害とは何かひとことで言うと、人間のひき起こした事故や、自然破壊、環境汚染が原因となって起こる災害のことです。人為災害の中でもさらにいくつかの種類に分類されます。

人為災害の種類①:都市公害

人為災害の種類の一つ目は都市公害です。具体的には大気汚染、水質汚濁、騒音、振動、汚物・悪臭。地盤沈下などがあげられます。これらの公害は人口が集中する都心部において発生することから都市公害と呼ばれています。

人為災害の種類②:産業災害

人為災害の種類の二つ目は都産業公害です。具体的には工場災害、鉱山災害、土建現場災害などがあげられます。これらの災害は産業活動による災害であることから産業災害と呼ばれています。

人為災害の種類③:交通災害

人為災害の種類の三つ目は交通災害です。具体的には陸上交通災害、飛行機事故、船舶災害などがあげられます。これらの災害は交通に関する災害であることから交通災害と呼ばれています。

人為災害の種類④:管理災害

人為災害の種類の四つ目は管理災害です。具体的には調査粗漏による災害、設計・計画のずさんによる災害、施工の劣悪による災害、管理の不備・怠慢による災害などがあげられます。
これらの災害は管理責任がしっかりとできていないことによる災害であることから管理災害と呼ばれています。
このように人為災害にはいくつもの種類があり、自然災害に比べて局所的に発生する災害から、自然災害のように広範囲に被害をもたらすものまで多種多様です。

参照記事
特殊災害とは?自然災害とは異なる災害について

特殊災害とは何か

次に特殊災害とは何かをひとことで言うと、化学事故、生物事故、爆発事故等による災害の総称です。それぞれの頭文字をとってCBRNE(NBCR)と呼ばれることもあります。
日本で過去に発生した特殊災害としてはオウム真理教による地下鉄サリン事件が有名ですが、この他にもテロリストによる攻撃や地震によって化学施設が爆発するなどの特殊災害が発生する可能性もあります。
ちなみにCBRNの場合には、C(化学)では化学物質を調合して行われる化学テロや工業災害があげられまます。B(生物)では悪意を持って生物テロを行うことも考えられますし、感染症などによる災害も生物災害に該当します。

R(放射性物質)では放射性兵器や原子力発電所での事故が当てはまります。N(核)の場合には核兵器による災害であり、E(爆発)では工場の爆発事故などの災害がこれに該当します。
このように特殊災害は、その名前の通り自然災害や人為災害に比べると特殊であり、局所的に発生することが多いです。
以上、人為災害と特殊災害について、そもそも人為災害とは何か、そもそも特殊災害とは何か、などについて見てきました。災害では自然災害が注目されることが多いですが、人為災害や特殊災害も深刻な被害をもたらす災害として対策をしておく必要があります。

参照記事
CBRNE(NBCR)とは?災害に限らないリスクに対応する

参考サイト▪︎内閣府「ダム」