ホワイトアウト現象とは?雪による災害について

2018.05.16

災害の中でも雪害と言われると、雪崩を想像する人が多いかと思います。実際に日本ではいたるところに雪崩危険箇所があり、雪崩による被害は後を絶えません。雪崩以外にも、雪下ろしや雪かきといった除雪作業中に屋根から転落する事故も多く発生しております。
このように雪害にもいろんな種類があるのですが、その中の一つに「ホワイトアウト」と呼ばれるものがあります。ホワイトアウトとは吹雪などによってあたり一面が真っ白になる現象であり、時に多くの犠牲者が発生します。
今回はそんなホワイトアウト現象について、そもそもホワイトアウト現象とは何か、ホワイトアウト現象の対策として何ができるか、などについて書いて行こうと思います。

ホワイトアウト現象とは何か

そもそもホワイトアウト現象とは何かをひとことで言うと、雪によってあたり一面が真っ白になり、周りに何があるのか、どの方向を向いているのか、地形の起伏がどうなっているのか、などを識別することができなくなる現象です。
ホワイトアウト現象は、周りが真っ白になることから「白い闇」などと呼ばれることもあり、ホワイトアウト現象に遭遇すると何も見えなくなってしまいます。
雪によるものなので山地で発生することが多いのですが、平地でもホワイトアウト現象は発生します。

雪の激しいエリアでは、自動車を運転している最中にホワイトアウト現象が発生することがあり、信号や停止線が見えなくなったり、前の車や後ろの車との距離が取れなくなったり、自分が車道のどこを走っているのかが分からなくなったりします。
実際に北海道ではこのホワイトアウト現象によって住民が遭難して死者が発生するような最大にまで発展しました。
ホワイトアウト現象が発生する要因としては、吹雪や地吹雪などで雪が舞い上がって発生したり、風の弱い中で大雪が降ることで降っている雪そのものが視界を遮ることで発生したりします。
中には雪が降っていない状態であったとしても、積もっている雪表面や雲の乱反射によって視界が白くなることもあるそうです。

参照記事
融雪期に備えた防災対策をする上でのポイントについて

ホワイトアウト現象の対策

次にホワイトアウト現象が発生した際の対処法ですが、歩行していた場合にはできるだけすぐに安全な建物の中に避難し、ホワイトアウト現象が終わるのを待つのが良いです。
仮に車を運転している段階でホワイトアウト現象が発生したときの対処法ですが、できるだけ車を目立つ状態にして、ハザードランプをつけてから停車するのが安全であると言われています。

ただし、車を運転している場合には、停車することで後続車と接触事故を起こす可能性もあるので、臨機応変に対応する必要があります。
以上、ホワイトアウト現象について、そもそもホワイトアウト現象とは何か、ホワイトアウト現象の対策として何ができるか、などについて見てきました。
ホワイトアウト現象は雪による災害の中でもあまり知られていませんが、発生すると事故を招く可能性がある危険なものであり、注意を払う必要があります。

参照記事
雪害対策として何ができるのか?!雪による災害を防ぐために

参考サイト▪︎首相官邸「雪害では、どのような災害が起こるのか」