災害科学に関する論文数で日本は世界3位!中国とアメリカに次ぐ

2018.04.20

国際的な出版社である「ELSEVIER」が発表したA Global Outlook on Disaster Scienceによると、災害科学に関する論文数で日本は中国とアメリカに次ぐ3位とのことでした。

本調査によると2012年〜2016年の間で災害科学の分野で出版された学術論文数は27,273本であり、全世界における学術論文の0.22%を占めるとのことでした。
全体的な傾向として自然災害の死者数が多い国では災害科学分野の学術論文数が少ない傾向にあり、自然災害による経済損失が大きい国では災害科学分野の学術論文数が多い傾向にあるとのことでした。また、災害による死者数や経済的損失が比較的大きい発展途上国では、災害化学分野の論文数が少ないことも指摘されました。
災害科学に関する論文数では中国とアメリカが多く、日本とイギリスはこれに続く形になっています。

中国の災害科学に関する論文

中国では災害科学に関する論文の中でも特に防止・減災に関する学術論文が最も多く、この分野で高度に専門化しています。一方で、復旧・復興と緊急対応の分野ではあまり専門化が進んでいいないとのことです。

アメリカの災害科学に関する論文

アメリカでは災害科学に関する論文の中でも特に復旧・復興に関する学術論文が最も多く、この分野では世界の平均値よりも高くなっています。

日本の災害科学に関する論文

アメリカでは災害科学に関する論文の中でも特に復旧・復興に関する学術論文が世界の平均に比べて3倍近く多くなっています。これは、過去に日本が大きな災害を何度も経験しており、復旧・復興に関する分野に特に重点が置かれたためではないかとのことです。
以上、災害科学に関する論文に関して見てきました。世界各国の論文の出版状況から、それぞれの国が災害にどのように向き合っているのかを理解することができるのかもしれません。

参考サイト▪︎ELSEVIERが「A Global Outlook on Disaster Science」