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注意報と警報と特別警報の違い!気象庁から発表される防災気象情報

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防災を考えていく上で気象庁が発表する防災気象情報をうまく読み取る力が必要不可欠です。よくニュースなどでも「注意報」「警報」「特別警報」などの単語を聞くことが多いかと思いますがその違いを曖昧に捉えている人も多いかと思います。

「注意報」「警報」「特別警報」はそれぞれ別々の意味を持っており、災害対応を行う上でもどの防災気象情報が気象庁から出されたかによってその対応方法が異なってきます。

今回はそんな気象庁から発表される防災気象情報について、注意報とは何か、警報とは何か、特別警報とは何か、注意報と警報と特別警報の違い、などについて書いて行こうと思います。

参照記事
災害現場へのLINE活用!SNSを防災に活かす新しい形

注意報とは何か

そもそも注意報とは何かをひとことで言うと、大雨、暴風、高潮などの自然災害が発生するおそれがある場合に、気象庁が注意喚起を促すために発表する予報です。

気象、地面現象、高潮、波浪、浸水、洪水の注意報があり、現在どの注意報がどのエリアで出来ているのかは気象庁のHPから閲覧することが出来ます。地方気象台などが、もともと定められたエリア区分に従って、定められた基準をもとに発表します。

注意報が発表される定められた基準とは、表面雨量指数、流域雨量指数、風速、波の高さなどの気象要素の値によって決められています。ただし、地震で地盤がゆるんだり火山の噴火で火山灰が積もったりして災害発生の可能性が変化した場合には、通常とは異なる暫定基準で注意報が発表されることもあります。

警報とは何か

次に警報についてですが、警報とは何かをひとことで言うと、重大な災害の起こるおそれのある旨を警告して行う予報のことです。警報には注意報と同じく気象、地面現象、高潮、波浪、浸水、洪水などの警報があります。

警報は注意報よりもさらに深刻な被害や切迫した災害に、見舞われる危険が想定される場合に発表されます。注意報だったものが途中から警報になるケースが多く、警報になることで、より災害の可能性が高まったのだなと認識することが出来ます。逆に警報だったものが、雨足が弱まって注意報に変わることもあります。

警報も注意報と同じように気象庁のHPから、今どこのエリアが危険なのかについては閲覧することができ、気象庁では対象となる現象や災害の内容によって、7種類の警報と16種類の注意報を発表しています。

参照記事
大津波警報と津波警報と津波注意報の内容と違いについて

特別警報とは何か

次に特別警報について見て行きます。そもそも特別警報とは何かをひとことで言うと、予想される現象が特に異常であるため重大な災害の起こるおそれが著しく大きい場合に気象庁から発表される警報です。

もっと簡単に言うと、特別警報は警報の発表基準をはるかに超える現象に対して発表される警報です。

特別警報の発表基準は、地域の災害対策を担う都道府県知事及び市町村長の意見を聴いて決められているのですが、特別警報が発表されるのはよっぽどのことです。

特別警報が発表されたら、数十年に一度しかないような大きな災害が発生する可能性が高まっている、または既に大きな災害が発生していることを意味しており、十分に注意をする必要があります。

注意報と警報と特別警報の違い

このように注意報と警報と特別警報はそれぞれ違いがあり、気象庁では下記のようにそれぞれの防災気象情報を説明しています。


(特別警報、警報、注意報:気象庁HPより引用)

簡単に説明すると、“注意報<警報<特別警報”の順番に災害が発生する可能性が高まっており、災害対策を行う上での一つの目安になります。

ただし、特別警報が発表されていないから大したことのない災害であるなどと判断するのは危険です。たとえ特別警報が発表されていなくても大きな災害が発生する可能性は十分にあるので、注意が必要です。

また、注意報と警報と特別警報の違いとして、発表の対象となる種類も異なります。気象庁では6種類の特別警報、7種類の警報、16種類の注意報が発表されています。


(気象等の特別警報・警報・注意報などの防災気象情報:気象庁HPより引用)

注意報と警報の情報をうまく読み取ることは、災害対策を行う上で必要不可欠です。現在、自分の住んでいるエリアは注意報が出ているのか、仮に注意報が出ているなら警報になる可能性はあるのか、などをうまく読み取ることができれば、先を見越した災害対策を行うことが出来ます。

注意報と警報の情報をうまく読み取るにあたって、気象庁が公表している「警報級の可能性」という情報が役に立ちます。警報級の可能性では5日先までを見越して警報が発表される可能性があるのかが発表されています。


(警報級の可能性:気象庁HPより引用)

仮に自分の住むエリアにおいて警報級の可能性が高まっている場合には、事前にもしかしたら災害が発生するかもしれないなと心構えをしておき、警報になる可能性が近づいてきたら、さらに詳細に危険度を時系列的に色分けした「危険度を色分けした時系列」を参照することができます。


(危険度を色分けした時系列:気象庁HPより引用)

以上、気象庁から発表される防災気象情報について、注意報とは何か、警報とは何か、特別警報とは何か、注意報と警報と特別警報の違い、などについて見てきました。

気象庁から発表される防災気象情報を読み取ることは災害対応を考える上で必要不可欠です。また、気象庁からは防災に役立つ情報が他にも多数発信されているので、参考にすることが出来ます。

参照記事
氾濫危険水位、避難判断水位、氾濫注意水位、水防団待機水位とは?
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更新日 : 2018年5月15日
カテゴリー : 自然災害