日本防災プラットフォームとは?日本の防災技術を海外に輸出する

日本は災害大国などと言われることがありますが、世界の中でも災害が多く発生することで知られています。そのために、日本は他の国に比べると過去に多くの災害を経験しており、その分災害対応に関しては多くのノウハウを有しています。
一方で同じアジアの他の国では災害がよく発生して度々大きな被害が発生するものの、なかなか防災対策が進んでいない途上国も多く、そのような国に日本の防災技術を共有することは世界全体の防災を考える上では極めて重要なことになります。
そのような問題を解決するために、産学連携で「日本防災プラットフォーム」が設立されて活動しています。
今回はそんな日本防災プラットフォームについて、そもそも日本防災プラットフォームとは何か、日本防災プラットフォームではどのようなサービスを提供しているのか、などについて書いて行こうと思います。

日本防災プラットフォーム(JBP)とは何か

そもそも日本防災プラットフォームとは何かをひとことで言うと、日本が今までに培ってきた防災の技術をアジアを中心とする深刻国の防災機能の向上に活かすとともに、そのインフラ需要を取り組むための組織です。
そのために国土交通省が日本の防災技術の海外展開をよる有効にするために産学官で連携して、平常時と災害発生時における防災のサービスをアジア諸国に提供しようとしているものです。
アジア諸国に日本の防災技術を輸出するために、国内外の防災に関する製品・技術・知見を有する関係者による検討の場の構築を行なっており、日本の防災における国際的なプレゼンスの向上を図っています。
日本防災プラットフォームの具体的な活動内容としては、アジア諸国との防災協働対話などの政府間の防災に関する会議を通して得られた相手国のニーズを踏まえた上で日本が持つ技術でそれらの問題を解決することができないかを検討します。
検討する上では、日本防災プラットフォームに複数の主体が参画し、それぞれの主体の防災に関する技術をもとに、個別に検討できるような体制を構築しています。

(日本防災プラットフォーム:日本防災プラットフォームHPより引用)

参照記事
外国人観光客に対する防災活動について!事前対策で安全に行動する

日本防災プラットフォームで提供しているサービス

日本防災プラットフォームのHPにいくと防災ソリューションマップというものを見ることができます。これを活用することで、ハザードの種類、対策目的、対策分類という角度から、日本防災プラットフォームで提供しているサービスを検索することができます。
この防災ソリューションマップから、日本防災プラットフォームに参画している企業の防災サービスを調べることができ、諸外国が持つある特定の防災に関する課題を解決するにはどの会社のどのサービスを活用すれば良いのかを調べることができます。
日本防災プラットフォームの行なっているサービス内容については、2016年8月28日に行われた防災推進国民大会での下記のプレゼン動画を見ると分かりやすいかもしれません。

以上、日本防災プラットフォームについて、そもそも日本防災プラットフォームとは何か、日本防災プラットフォームではどのようなサービスを提供しているのか、などについて見てきました。
日本防災プラットフォームは日本の防災技術を海外に輸出する上で重要な組織であり、今後の活躍が期待されています。

参照記事
国際緊急援助隊とは?日本の災害対応スキルを海外で活かす

参考サイト▪︎一般社団法人 日本防災プラットフォーム