地域防災とは?地域の災害特性に合わせた災害対策

2017.12.07

防災対策をするにあたって、全国のどこでも通用する勝利の方程式のようなものが存在していて、それだけ行っていれば基本的には全て災害対策は大丈夫だというものはありません。
それは地域によって発生する災害の種類も違えば、地形や人口や産業といった社会的な要素にとってもどのような災害が発生するかが異なるためです。今回はそんな地域の災害特性に合わせた地域防災の考えについて書いていこうと思います。

地域防災とは何か

地域防災とはひとことで言うと、それぞれの地域に合わせた防災を行うことです。都道府県及び市町村は災害対策基本法に基づいて、それぞれの地域防災計画を作成しています。
地域防災計画ではその中で、それぞれの地域の特性を踏まえた上での災害対策が書かれています。例えば原子力発電所が近くにある地方自治体では、仮に原子力発電所で事故が発生した際の対処方法について念入りに書かれています。
このように、地域によって人口も違えば、年齢層も違えば、建物の種類も違います。地形や気候も異なるので、仮に“同じ地震”が発生したとしても、それに対する災害対策のあり方も異なってきます。だからこそ地域防災という考え方が重要になってくるのです。

参照記事
地域防災計画とは?定期的に見直される防災のガイドライン

地域特性を知るならハザードマップが有効

それぞれの地域に合わせた防災をする上で、ハザードマップは大いに役に立ちます。ハザードマップとは特定地域において自然災害が発生した際の被害エリアを予測して地図上に落とし込んでいるものです。
自分の住んでいるエリアのハザードアップを実際に見て見たいというのであれば、国土交通省が公開しているハザードマップポータルサイトが便利です。ここから横断的にいろんな地域のハザードマップを見ることができます。
それぞれの地域特有の災害情報を知るにあたってハザードマップは非常に有効なので、ぜひ自分の住んでいるエリアのハザードマップを一度見て見る価値はあるでしょう。

地域防災の重要性

地域防災では、それぞれの地域レベルでの取り組みも重要になってきます。災害対応の三助という言葉がありますが、これは自助(自分で乗り切る)・共助(地域で乗り切る)・公助(国の助けを借りて乗り切る)の3つです。
大規模災害が発生すると当然国も動くのですが、国の対応には物理的な限界があるのも事実であり、公助に全てを委ねるわけにはいきません。そのために、共助が大切であると言われています。
共助とは町内会や小学校の区域内など、いわゆる顔見知り同士の地域で助け合って災害を乗り切るという考えであり、自助でも公助でも対応できない部分を共助でまかなうことができます。
このように災害対策を行うには、地域特性に合った防災対応が必要であり、かつ地域で協力し合うという姿勢が大事になってくるのです。

参照記事
被災地の地域コミュニティ復興における再建過程について

参考サイト▪︎豪雨災害と防災情報を研究するdisaster-i.net