防災公園とは?災害時の役割とその種類について

2018.04.20

地震や火災などの災害から住民を守るためには、災害に強いまちづくりを行う必要があります。災害に強いまちを作るためには、様々な要素を考慮する必要がありますが、その中の一つに「防災公園」があります。
災害による被害を少しでも抑えるために避難地や防災拠点となる防災公園の存在が重要になってきます。今回はそんな防災公園について、そもそも防災公園とは何か、防災公園にはどんな種類があるのか、防災公園の役割は何か、防災公園を運営していく上での注意点は何か、などについて書いていこうと思います。

防災公園とは何か

防災公園とは何かをひとことで言うと、地震やそれに伴って火災が発生した際に、住民の命や財産を守るために防災機能を発揮し、避難地、避難路、防災拠点などの役割を持つ都市公園や緩衝緑地のことです。
災害に強いまちづくりを行うためには、建物の耐震化やライフラインの強化、実際に災害対応を行う職員の防災対応能力の向上など様々な要素を底上げしていく必要がありますが、その中の一つに防災公園の整備があります。
防災公園にもいろんな種類があるのですが、主に災害から一時的に避難する場所であったり、火災の延焼を防ぐための場所であったりと、どれも防災という観点から重要な役割を果たしています。

参照記事
災害現場へのLINE活用!SNSを防災に活かす新しい形

防災公園にはどんな種類があるのか

防災公園とひとことに言っても、いくつかの種類があり、どの種類の防災公園を言っているのかでその役割も変わってきます。下記の代表的な防災公園をあげていこうと思います。

防災公園の種類①:広域防災拠点

防災公園の種類としてまずあげられるのが広域防災拠点です。広域防災拠点は大震火災の災害が発生した際に、救援救護活動、広域的な復旧・復興の拠点になることが多いです。

防災公園の種類②:地域防災拠点

防災公園の種類として二つ目にあげるものとして地域防災拠点があります。地域防災拠点は大震火災の災害が発生した際に、救援救護活動の前線基地及び救援物資輸送の中継基地などとして機能することが多いです。

防災公園の種類③:広域避難地

防災公園の種類として三つ目にあげるものとして広域避難地があります。広域避難地は大震火災の災害が発生した際に、周辺地域からの避難者を収容して火災から身を守るための場所として都市公園として機能することが多いです。

防災公園の種類④:一時避難地

防災公園の種類として四つ目にあげるものとして一時避難地があります。一時避難地は大震火災の災害が発生した際に、近隣住民の緊急避難の場所や広域避難地へ避難するための中継地として機能することが多いです。

防災公園の種類⑤:その他の防災公園

これまでにご紹介してきた4つの防災公園が代表的なものですが、この他にも広域避難地など安全な場所に避難するための「避難路」や、石油コンビナートなどから発生が予測される災害から近隣地を守るための「緩衝緑地」、もっとローカルな町内レベルで防災拠点になる「都市公園」なども防災公園として使われることがあります。

参照記事
広域避難場所とは?その定義と災害時の使いかたについて

防災公園の役割は何か

防災公園の役割として期待されている機能として、まず避難する場所としての役割があります。市街地で火災が発生して延焼している時などに避難する場所として防災公園は使えます。
また、災害が発生する前に警報を知らせるための場所や、いざ災害が発生した際にその被害状況や、安否情報、避難情報、応急物資に関する情報を公開したり収集したりするための場所としても防災公園が使われます。
その他にも、避難生活中に必要となる生活用水の提供、非常用トイレの設置、生活資材の提供などの場所としても防災公園が使われることがあります。

防災公園を運営していく上での注意点

防災公園を運営・設計していく上での注意点として重要なことはいくつかあります。まず一つ目として、災害が発生していない時にも公園として利用出来ることがあります。
災害時に公園を防災施設として活用するためには、平常時の頃から住民に公園を利用してもらう必要があります。平常時には公園として機能させるために、防災機能以外の公園としての機能や、普段から親しみやすいデザインにするなどを考慮する必要があります。
防災公園を運用していく上での注意点として二つ目に、災害弱者への配慮があげられます。災害には、高齢者、外国人、妊婦、子供など、災害時には特段の配慮を要する住民がいます。
災害時に特段の配慮が必要な人であっても十分に防災公園としての機能を果たすためにも、施設の設計に注意を払う必要があります。この他にも当たり前ですが耐震性があることなど、防災公園は設計の段階から多くのことを考慮する必要があります。
以上、そもそも防災公園とは何か、防災公園にはどんな種類があるのか、防災公園の役割は何か、防災公園を運営していく上での注意点は何か、などについて見てきました。
防災公園は災害対応を行う上で重要な施設であり、災害が発生する前からその役割を認識しておくことが重要です。

参照記事
一時避難場所とは?災害から一時的に身を守るための場所

参考サイト▪︎東京臨海広域防災公園