災害直後の仮住まいの選択肢とそれぞれのメリット・デメリット

2018.08.05

災害は発生して自宅が地震や浸水などによって破損した場合には、次の居住場所が決まるまでの間はどこかで生活をする必要があります。何となく避難所で生活するしかないイメージを持つ人も多いかと思いますが、ほかにも選択肢はいくつもあります。
今回はそんな災害直後の仮住まいの選択肢として何があるのか、それぞれのメリット・デメリットとして何があげられるのか、などについて震災がつなぐ全国ネットワークの「水害にあったときに」を参考にしながら書いていこうと思います。

指定避難所に住むメリット・デメリット

災害で住む家がなくなった場合に真っ先に思いつくのが指定避難所かと思います。指定避難所では、最低限生活に必要な食料や物資が提供され、場合によっては医療系のサポートを受けることができます。
また、被災者の今後の再建のためになる情報や災害に関する情報を入手しやすいことや、話し相手がいるために気が紛れるというメリットが存在します。
一方で、指定避難所では仕切りが無い中で生活をすることもあり、プライバシーを確保することができず、周りの他の避難者に対して気を使うこともあります。
集団で生活するためにルールや制約が設けられることもあり、運営が軌道に乗るまでは生活環境も悪いことがあります。

指定外避難所に住むメリット・デメリット

災害が発生した際には、指定避難所ではなくて指定外避難所で生活をされる方もいるかと思います。指定外避難所の場合には、指定避難所よりもスペースが広くてゆとりがあるというメリットがあります。
一方で、支援物資が届きにくかったり、災害関連情報が伝わりにくかったりするデメリットが存在しています。何人かで生活をしている場合には、周りに気を使い、プライバシーが確保できないこともあります。

(避難所内部での支援物資の配給:災害写真データベースより画像引用)

車中・テントに住むメリット・デメリット

次に、車の中やテントを近くに張って生活をする場合のメリットですが、プライバシーを確保できることや、家の近くで暮らすことができることがあげられます。
一方で、狭い車内での生活はエコノミークラス症候群になることがあり、健康的な問題が発生することがあります。また、支援物資が届きにくかったり、災害関連情報が伝わりにくかったりするデメリットが存在しています。

参照記事
罹災証明書とそれを発行する基準になる住家被害認定調査について

自宅の2階以上に住むメリット・デメリット

浸水などで自宅の1階部分が使えなくなった際に、自宅の2階部分に住む場合のメリットとデメリットを見ていこうと思います。
自宅の2階に住むことで、普段と同じ環境で生活することができるので落ち着き、プライバシーを確保することができます。
一方で電気・ガス・水道が使えない可能性があり、特に水道については復旧まで時間がかかることが多いです。また、支援物資が届きにくかったり、災害関連情報が伝わりにくかったりするデメリットが存在しています。

実家・親戚・友人の家に住むメリット・デメリット

実家・親戚・友人の家に住むという選択肢のメリットとしては、プライバシーを確保することができて、ライフラインがしっかりと確保されており、話し相手がいるために気が紛れるということがあげられます。
一方で、家主に気を使うために疲れることがあったり、支援物資や災害関連の情報が入手しにくかったりというデメリットがあります。

ホテル・旅館に住むメリット・デメリット

ホテル・旅館に住むメリットとしては、プライバシーが確保できてライフラインが使えるということがあげられます。
一方でお金がかかります。また、支援物資が届きにくかったり、災害関連情報が伝わりにくかったりするデメリットが存在しています。話し相手がいないために孤立してしまう可能性もあります。
以上、災害直後の仮住まいの選択肢として何があるのか、それぞれのメリット・デメリットとして何があげられるのか、などについて見て来ました。災害直後にどこに住むのかについてメリットとデメリットを考えた上で判断することが重要になります。

参照記事
災害で家が壊れて住むところが無くなったらどうなるのか

参考サイト▪︎内閣府「災害関連情報」