防災白書とは?内閣府が発行している災害に関する概要

2018.06.05

災害や防災に関する本はいくつもあります。本屋に行くと防災のコーナーがあり、災害や防災に関する本がいくつも並んでいます。
どれも災害や防災に関する知識を豊富に持っている専門家の方々が書かれた本なのですが、個人的には内閣府が発行している「防災白書」が防災に関する政府の動向が書かれており、とても勉強になると感じています。
今回はそんな防災白書について、そもそも防災白書とは何か、防災白書に書かれている内容、などについて書いていこうと思います。

防災白書とは何か

そもそも防災白書とは何かをひとことで言うと、内閣府が国会に「防災に関してとった措置の概況」および「防災に関する計画」についての報告を行うためにまとめたものです。この報告は災害対策基本法でも定められたものです。
国会に報告を行うためのものではあるのですが、防災関係者や一般の方が見ても分かりやすい内容になっており、日本の防災体制や最新の防災動向などについて把握することができます。
防災白書は本屋で買うこともできますが、内閣府のHPから無料でダウンロードすることもできるので、手軽に入手することができます。

防災白書に書かれている内容

平成29年版の防災白書をもとに防災白書に書かれている内容について見て行こうと思います。平成29年版の防災白書では、章の構成は大きく「特集」「我が国の災害対策の取組の状況等」「平成27年度において防災に関してとった措置の状況」「平成29年度の防災に関する計画」「統計データ」に分かれています。それぞれの章についてどのようなことが書かれているのか見てこうと思います。

防災白書の内容①:特集

平成29年版の防災白書では熊本地震に関する特集が書かれています。熊本地震に関する概要や熊本地震に対して政府はどのように対応したのかなどについて書かれています。
また、熊本地震を踏まえて教訓から今後改善すべき防災に関する点とその対応策についても書かれており、熊本地震で浮き彫りになった課題についても理解することができます。

参照記事
気象庁における特別警報と警報の過去3年間における発表回数

防災白書の内容②:我が国の災害対策の取組の状況等

我が国の災害対策の取組の状況等の章では、災害対策及び原子力災害対策について何を行っているのかを理解することができます。
具体的には、防災訓練の取り組み、事業継続体制の構築、防災基本計画の修正、各種ガイドラインの改正、防災に関する国際協力、国土強靭化に関する取り組みなど幅広く書かれています。

防災白書の内容③:平成27年度において防災に関してとった措置の状況

平成29年版では平成27年度において防災に関してとった措置の状況が書かれており発行年の2年前における防災の取り組みでとった措置が書かれています。
具体的には、法令の整備や、災害に関する科学技術の研究、災害予防をするための対策、国土保全、災害復旧、国際協力などの取り組みについて、それぞれの項目でどれくらいの予算をとって行ったのかが分かります。

防災白書の内容④:平成29年度の防災に関する計画

平成29年度の防災に関する計画ではその年に防災に関する対策などで何を行う予定なのかが書かれています。
具体的には、科学技術の研究、災害予防、国土保全、災害復旧、国際協力などの項目で防災に関して何を行う予定であり、その予算はどれくらいを予定しているのかについて分かります。

防災白書の内容⑤:統計データ

防災白書の最後の章は統計データになります。過去の災害や防災に関する体制の整備状況などを統計データで数値的に把握することができます。
以上、防災白書について、そもそも防災白書とは何か、防災白書に書かれている内容、などについて見てきました。防災白書は災害や防災に関する全体像を把握する上で参考になります。

参照記事
警報避難とハザードマップに関する統計データについて

参考サイト▪︎内閣府「防災白書」