学校防災で防災教育を行う重要性!災害から生徒を守る

2017.12.16

小学校・中学校・高校など、たくさんの子供がいる機関が災害時にどう行動するかは被害をできるだけ少なくするという観点からとても重要です。特に年齢の低い小学校の低学年などの子供になると、災害時に思った通りに動いてくれるとは限りません。
そんな子供が学校には何百人もいるのだから、防災対策をしっかりとしておくことの重要性は言わずもがなわかるかと思います。今回はそんな学校防災と、生徒への防災教育について詳しく書いていこうと思います。

学校防災が注目されている理由

最近になって学校防災がやたら注目されていますが、これは東日本大震災で多くの生徒が犠牲になったことが背景にあります。実際に文部科学書の出しているデータによると、東日本大震災では596人の生徒が犠牲になりました。
この東日本大震災で多くの生徒が犠牲になった教訓から、「東日本大震災を受けた防災教育・防災管理等に関する有識者会議」が開かれました。この会議では、学校ではもともと防災について生徒に教育する機会がほとんどなかったので、しっかりと防災教育をする必要があると言われました。
また、防災教育の内容についても、一般的に世間にあるような汎用性の高い防災教育だけではなく、その地域の災害に応じたより現実的な防災教育をする必要性があることについても議論されました。
それをもとに「学校防災マニュアル(地震・津波編)の作成の手引き」等が作られていき、学校防災を行うガイドラインが整えられていきました。
法律的には「学校保健安全法」という法律の中で、学校が災害から生徒を守ることについて規定がされています。学校安全は生活安全・交通安全・災害安全の3つで構成されており、災害安全は更に防災教育・防災管理・組織活動の3つで構成されています。このように学校防災はハード防災の面からもソフト防災の面からも整備されつつあります。

参照記事
公共施設等の耐震化の状況に関する統計データ

防災教育では何を教えるのか

そんな学校防災の中の防災教育では生徒に対して災害が発生しても主体的に行動することで生き抜くための方法が教えられています。具体的には自然災害が発生する原因とその防災方法、災害時に発生する危険を理解すること、命の大切さなどが教えられます。
ただし、生徒に対する防災教育の内容や防災教育の普及方法については、まだこれからの取り組みの部分も多く、手法が確立されているというわけでもありません。
もし仮に本格的に学校防災の一環で防災教育に本腰を入れて乗り出すというのであれば、市役所の防災担当課などに相談してみるのが良いでしょう。
以上、学校防災と生徒への防災教育について見てきました。災害から学生などの子供をどうやって守るかについては昔からずっと議論されてきた日本の課題でもあります。学校防災力を高めることで、一人でも多くの尊い命を守ることが重要です。

参照記事
津波てんでんことは?その4つの意味からみる災害教訓

参考サイト▪︎文部科学省「学校防災マニュアル(地震・津波編)の作成の手引き」