
海溝型地震とは?そのメカニズムと内陸型地震との違い
日本は地震大国であることで知られており、毎年多くの地震が発生しています。過去には東日本大震災や阪神淡路大震災など大きな地震がありましたが、今後も首都直下地震や南海トラフ地震などが発生するのではないかと言われています。 その地震にも発生のメカニズムから海溝型地震と内陸型地震に分けることができます。今回は海溝型地震を中心に、そもそも海溝型地震とは何か、海溝型地震のメカニズムについて、海溝型地震と内陸型地震の違い、などについて書いていこうと思います。
海溝型地震とは何か
そもそも海溝型地震とは何かをひとことで言うと、陸側のプレートと海側のプレートの境界である海溝やトラフ付近で発生する地震のことです。 理科の時間に習ったことがある人も多いかと思いますが、世界はいくつものプレートの上に存在しています。プレートは動き続けており、日本は複数のプレートの境界に位置している関係で、地震が発生しやすくなっています。
海溝型地震のメカニズム
海溝型地震のメカニズムはそもそも複数のプレート運動によって発生します。陸側のプレートの下に海側のプレートが沈み込み、海側のプレートが沈み込む運動によってプレート境界やその内部に蓄積されたひずみが元に戻ろうとする運動で海溝型地震は発生します。
海溝型地震と内陸型地震の違い
海溝型地震ではない地震のタイプとして、内陸型地震があります。内陸型地震は陸側のプレートの内部で断層運動によって発生する地震と、陸側のプレートと海側のプレートがせめぎ合う境界付近で岩盤が破壊されて起こる地震の2つに分けることができます。 プレートの動きによって圧力がかかり、岩盤の弱いところにひずみが発生します。そのひずみが限界に達すると弱いところがズレて地震が発生します。
参考サイト▪︎気象庁「地震について」